パワーポイントのスライドを動画化する際の、音響調整とは? | プレゼンコラム

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パワーポイントのスライドを動画化する際の、音響調整とは?

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パワーポイントのスライドを動画化する際の、音響調整とは?

今やビジネスにおける共通ツールとして欠かせなくなった感のある、パワーポイントによるプレゼンテーション。 豊富なグラフィックや写真をスライド上のアニメーションとして動画化することは既に表現の主流となっているものの、 BGMやナレーション等のオーディオファイルを駆使する方法は未だ広くは普及していないようです。 しかし実際のプレゼンテーション制作においては、視覚のみならず音響による情報も盛り込んだ方が、メッセージをより伝えやすくなります。 私たち株式会社カナウのプレゼンテイメント事業部ではそのために日々、オーディオファイルの活用についても研究と検証を進めています。 今回はそのための基本となる知識について、具体的な注意点をいくつか紹介しましょう。

目次

1|最優先すべきはスムーズな動作とノイズ対策
2|パワーポイントでスライドを動画化する際の、音響的注意点
3|現時点で判明している、パワーポイントのバージョンとオーディオファイルの相性

 

1|最優先すべきはスムーズな動作とノイズ対策

パワーポイントで作成したスライドにオーディオファイルを貼り付けること自体は、決して難しい操作ではありません。
画像データと同様にスライド画面に挿入し、再生や停止のタイミング、フェードイン・フェードアウトの有無等を設定すれば、あとはソフトウェアが自動で調整してくれます。

しかしながらPCのスペックやパワーポイントのバージョン等によっては、データが必ずしも設定通りに動いてくれるとは限りません。
特にオーディオファイルを使うプレゼンテーションでは最終的にスライド全体を動画化するケースも多く、
その際にノイズが混じらないようにするためには注意と工夫が必要となります。
設定によっては以下のトラブルにより、スムーズな再生ができないことがあるからです。
 

   ・動画の音声部分がよじれたり、ノイズが乗ったりする

   ・指定のスライドでBGMが終わらない

   ・フェードアウトしたBGMが直後に復活する

   (※使用するPC端末の仕様と環境によって違いが生じる場合があります)

 

こうした現象が起こる理由としては、

   ・使用するPCの処理能力(CPU性能、搭載メモリ量、HDD容量)が低い

   ・書き出しに使うパワーポイントと、書き出しデータ自体のバージョンが違う

   (※使用するPC端末の仕様と環境によって違いが生じる場合があります)

 

という2点が現時点で考えられます。
特に複数の人間がそれぞれのPC間でデータのやり取りをしながら制作を進める場合は、
パワーポイントのバージョンが異なるためにこうしたトラブルが起きやすい傾向にあると言えるでしょう。

2|パワーポイントでスライドを動画化する際の、音響的注意点

先に述べたとおり、必ずしもパワーポイントが設定通りに動かないケースが実際にはよくあります。そこで具体的には以下の通り、ちょっとした注意と工夫が必要となります。

 

   ・なるべくデータとパワーポイントのバージョンを揃える。

   ・制作や修正時になるべくデータを複数のバージョン間で行き来させない。

   ・オーディオファイルはスライドの尺通りに事前に揃えてから貼り付ける。

   ・オーディオファイルはなるべくMP3でなくWAV形式に(容量が増えるが安定する)。

   ・パワーポイント2010ではBGMのループ素材が動作しない(空白が発生)する。

   (※使用するPC端末の仕様と環境によって違いが生じる場合があります)

 

また設定が「1スライドに1BGM」の場合にはほぼエラーがありませんが、同じ音源を複数スライドに跨って設定する場合には上記の注意が必要です。

 

このようにオーディオファイルを加工してスライドに挿入する際には、さらにパワーポイントで使う分の尺だけを事前に切り取って加工しておくとエラーが少なくなります。本来ならばAdobe Audition(旧バージョン:Adobe Soundbooth)等の音響編集ソフトウェアを使って作業しますが、MP3およびWAV形式のデータはどちらもフリーウェアであるAudacity(https://www.audacityteam.org/ )を使うことで、最低限の加工と相互変換が可能です。

3|現時点で判明している、パワーポイントのバージョンとオーディオファイルの相性

このような制作する際には、使用するパワーポイントのバージョンとそれぞれのデータ形式との間における相性にも注意する必要があります。現時点(2018年4月)では私たちの納品先で最も多く使われているのがパワーポイント2010であり、このケースで説明すると、

 

・パワーポイント2010で作成したデータ
→動画の書き出しにもパワーポイント2010を使用、
動画形式はWMV(Windows Media Video)を指定する

 

という組み合わせが、最も安定したエラーの少ない動画の書き出しに適しているといえます。

パワーポイント2013や2016を使うとWMV以外にもMP4(mpeg-4)形式での高画質かつ高速な書き出しが可能ですが、

一度2010で作ったデータを動画化しようとするとどうしても動画にノイズが乗ってしまうようです。

 

今回は特にスライドの動画化におけるオーディオファイルの取り扱いといった、音響調整における注意点について紹介しました。
せっかく制作するスライドですから、視覚と聴覚を取り混ぜてのより効果的なプレゼンテーションで観る人をうならせたいものです。
ちょっとした工夫と手間で情報の伝わり方をスムーズな形にできること、それがパワーポイントの良いところであり、
その制作に従事する私たちにとっても大きなモチベーションを生み出す源になっているのです。

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