文字数をコントロールし「見てわかる」スライドをつくる! | プレゼンコラム

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文字数をコントロールし「見てわかる」スライドをつくる!

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文字数をコントロールし「見てわかる」スライドをつくる!

展示会や発表会、または会議で大きく映し出されるプレゼンスライド。 そのとき私たちには「読む」というより「見る」という意識が働いています。 つまり「読ませる」のではなく「見せる」スライドであることが、プレゼン成功のコツ。 「見てわかる」スライドを作成することが重要なのです。 前回のコラムまで、パワポを開いた後の設定、レイアウトの注意点、フォントについてお話してきました。 たとえるなら、成功するスライド作成の武器を手に入れたようなもの。 それでは…とさっそくタイトル用プレースホルダに文字を打ち込みたくなりますが、 その前にスライドにおける「見てわかる」文字数について考えてみたいと思います。

1.「見てわかる」文字数のヒントはニュース番組で

朝昼または週末夜のワイドショー、毎朝晩のニュース番組…テレビの番組欄にあるたくさんの情報番組。
これらがスライド作成のヒントになります。

情報番組もスライドも「読む」ではなく「見る」コンテンツなのです。

テレビの情報番組では、画面の左上や右上に今話題にしている内容の要約テロップが出ています。これは、レイアウトの回で取り上げた視線の動きZの法則」に沿って配置されています。コメンテーターが話している間やVTRが出ている間も、現在どんな話題が展開されているのか、話のポイントがパッと見てわかるようになっているわけです。「目で見たほうが読むより早い」という速読の考え方に近いかもしれません。

動画やテレビの世界で使われるこうしたテロップの手法は、おおよそ10~12字×1~2行の文字数にコントロールされています。見て理解できる文字数の範囲と覚えておくとよいでしょう。この範囲をオーバーする文字数のテロップを見かけることもありますが、強調したい部分の色を変えていたり線で囲んであったりと、やはり「見てわかる」工夫が施されています。

 

同じことがwebでも言えます。ポータルサイトのトップページに掲載しているニュース一覧のタイトルはだいたい14~20字ぐらいに揃えられています。パッと見てクリックしてもらうための文字数です。

また、映画の字幕は「1秒間に4文字」が目安。一枚の字幕は16文字×2行までと言われています。「見る」と「読む」の中間ぐらいの文字数でしょうか。すなわち字幕は文字数を優先しながら、直訳ではなく意訳したもの(それでも会話の内容がスッと入ってくる字幕翻訳はすごい!)。適当な文字数、独特なフォントや大きさによって、映画館の後ろの席の観客まで、見てわかるようにコントロールされているのです。

スライドでもこれらの手法を使えば、伝えたいことを「見て」わかってもらうことができます。メインメッセージは12~20字×2行程度にまとめ、フォントの大きさは40pt以上と言われていますが、実際48ptはあったほうが断然見やすいでしょう。

聴衆は細かいテキストを読みません。もし真面目な人がなんとかメモを取ろうと映し出された文章を追いかけてくれたとしても、文字が多いと眠くなってくるもの。結局何も頭に残らないプレゼンになってしまうのは、発表する側も聴く側も時間の無駄になってしまいます。この悲惨な状況は必ず避けたいですよね。

2.スライドに使える、見てわかる文章を書くコツ

スライドの文言は、文字数と大きさをコントロールすることが大事だとわかりました。

それでは次に、限られた文字数の中で見てわかる文章にするにはどうしたらよいのでしょうか。ポータルサイトのニュースのタイトルを例に、3つのコツを挙げていきます。

例文)雪で運休や遅れ 帰宅の足直撃 (13字)

●単語だけでもわかる

⇒雪、運休、遅、帰宅、足、直撃…イメージできますね。

●根幹になる単語を修飾語でつなぐ

⇒「雪で遅れ」だけでも最低限わかりますが、「運休や」「帰宅の足」「直撃」といった修飾語をつないで情報を広げています。

●ですます調にしない

⇒「雪で運休や遅れが出て、帰宅の足に直撃しています」…“です”“ます”を使うとどうしても文章が長くなります。

コピーライターなど専門家でなくても、上の3つをふまえれば「見てわかる」スライドのコピーが書けてしまいます。特別な言い回しや表現力は不要。端的にわかりやすく伝えることが優先されるこのテクニックは、スライドだけではなくレポートや資料の作成にも活かせるものです。ぜひ、今日から試してみてください。

さて、今回は身近なテレビ番組やネットのニュースからスライド作成のエッセンスを抽出してみました。

テレビCM、ニュースや情報番組には「見て」わからせるプロの作品、最先端の表現があふれています。いつもとりあえずつけているだけのテレビも、見方を変えればスライド作成の先生になりますよ。

発表会や展示会で必要なのは、

ビジネスチャンスに効果的な、伝わるプレゼンテーション。

ぜひプレゼンテイメントにご相談ください。